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2011年09月 アーカイブ

はじめまして。


今日からブログを開始しました。


このブログでは主に海外旅行に関することを中心に、情報を発信していくつもりでおります。


どうぞよろしくお願いします。


土地の料理を試みるのは、旅の楽しみのひとつです。


知的好奇心をもってする食事は、わたしたちの胃袋を満たすだけでなく、風土や文化にふれるフィールド・ワークとなるのです。


いろいろな本に集められている世界各地での食生活の記録は、主として人類学者によって書かれています。


現代の人類学では参与調査ということが重んじられています。


現地の社会に溶けこんで、何ヵ月も生活をともにしながら、観察をつづけるのです。


生活をともにするということは、食事をともにすることでもありますね。


フィールド・ワークをおこなった人類学者は、現地の人びとと日常の食事をともにした体験をもっています。


海外ツアーで旅をすること


フィールド・ワークなどの体験は現地調査の副産物ともいうべきもので、記録に残らずに消えてしまうことが多いですね。


調査目的とした専門分野についての論文は発表されますが、現地での生活体験は公表されない個人的な調査日記のなかに埋もれてしまうのがふつうです。


多くは、食べものや食事に関する専門家というわけではありません。


しかし、一流のフィールド・ワーカーであることにはまちがいがありません。


このような人びとのフィールドでの食事の体験を、文化を研究する者の眼でもってまとめてもらったものを読むのはなかな興味深いものです。


民衆の日常の食生活の実態について知ることは、むずかしいこと。


・・・そのためには、長期間滞在しなくてはなりません。


海外ツアーのような短期間の旅行ではなく、です。


また、現地の言語が話せないことには民衆のあいだにはいりこんで生活をともにすることができないですよね。

海外旅行をするのなら・・・


短期間の海外旅行者にとって、現地の民衆の家庭にはいりこんで、家族と食卓をともにすること・・・


そのようなことは、その土地に知人がいないかぎりは無理なものです。


そのような調査まがいのことは、専門家の仕事としてさておき・・・


みなさんが海外旅行に出かけたときに、土地の食事をぜひとも楽しんでいただきたいものです。


食べることは、旅の楽しみのひとつであるばかりではありません。


食べることを通じて、その土地の風土や文化を理解することが可能なのです。


料理の材料となる食べものはその土地の気候や土地条件を反映しているし、作物それ自体が文化の産物でもあります。


料理法や食事作法には、その土地の独自性がみられるばかりではなく、個別的な文化を超えてひろがる文明・・・


たとえば箸を使用して食事をする土地は東アジアの文明のひろがりのなかにふくまれます。


それに、イスラム文明圏に共通する食事作法もあるの影響も読みとることができるのです。


海外旅行での食事事情

食べることは身体に栄養を取りこむだけではなく、知的好奇心を満足させる手段たりうるものです。


食べものを食べることは、情報を食べることでもあります。


・・・ですが、そのためにはささやかな冒険心を必要とします。


みしらぬ食べものを口にすることには抵抗感がともなうもの。


それに、ときには衛生的に問題がありそうな食べものを目の前にして好奇心と清潔感とのはざまで悩むこともあります。


世界じゅう、食べることにたいしてはおおむね保守的です。


みしらぬ食べものを口にすることは、気持ちのわるいことであるという人びとが多いですね。


海外に行くならそのようなことは言ってられないと思いますが・・・


そこで欧米人の生活体系を中心としてつくりあげた旅行者用の施設としてホテルというものができるようになると・・・


世界じゅうのホテルの食堂ではナイフ、フォーク、スプーンを使って、パンのそえられた食事をとるという形式の、どこでもおなじような食事を供するようになりました。


ホテルで食事をするかぎりは安心できるでしょうが、土地の料理を試みることはむずかしいものです。


海外旅行をすることの大切さ


現地の味を試みるには、ホテルを出て、土地の人びとがたむろする大衆食堂へはいってみることです。


それは案外勇気のいることです。


ガイド役をつとめてくれる先達がいればそれにこしたことはないのですが・・・


1人ではいったらことばは通じないし、だいいちなにを食べたらよいのかさっぱりわからない・・・。


あてずっぽうにメニューを指さして注文してみたところ、スープばかり出てきた、ということになりかねません。


このような場合、いちばん賢明なのは、まわりで食べている人の料理をながめて、いちばんうまそうなものを指さすことでしょうが・・・


いずれにしろトンチンカンな失敗談がつきまとうことになります。


それもあとになってふりかえれば、旅のよい思い出になるはずです。


現代の世界では海外旅行の観光ということが、外貨獲得に一役買うばかりではなく、自国の文化を外国人に理解してもらうのに、重要な手段であるということが認識されてきました。


・・・そこで各国とも、外国人に名物料理を食べさせるレストランをもうけたりしつつあります。


主食的な食べ物の分布


現代では、舌で文化を知ることが容易になりつつあります。


・・・そこで、舌で世界の文化を知るための、手助けになりそうなことをいくつかのべてみましょう。


まず「主食」という言葉についてのただし書きをつけておきましょう。


主食という観念は世界の民族に共通するものではありません。


・・・たとえば、海外ツアーでも人気の高いヨーロッパの言語には、主食にあたる言葉はなさそうです。


パンは、食卓にならべられる食べもののひとつにすぎず、食事の主役ではありません。


肉や野菜の料理はパンを食べるためのオカズではありません。


スープ、肉料理、野菜料理などの皿とともに食事を構成する食品のひとつとしてパンは位置するものです。


それにたいして、東アジア、東南アジアにおいては食事というものは主食と副食の2種類のカテゴリーの食品から構成されるものであるという観念が発達しています。


たとえば、現代日本語では、メシ(あるいはゴハン)に対置されるのがオカズであり、正常な食事というものは、メシとオカズの両者から構成されているものであるという観念があります。


そして、食事そのものがメシともよばれていますね。

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