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2011年10月 アーカイブ

海外旅行は食事が楽しみ!


メシを飯、オカズを菜ということばに置き換えれば中国語でも、おなじ関係が成立します。


東南アジアの諸言語でも、食事が主食と副食のふたつのカテゴリーの食品から構成されるという観念がみられるのがふつうです。


この場合しばしば米飯が主食をしめすことばとしてもちいられます。


・・・そのほかに太平洋の民族や東アフリカのいくつかの民族のあいだで、食べものを主食と副食に分類することがみられます。


これらの民族で、料理を主食と副食のふたつのカテゴリーに分類するさいに、ふつう主食にあたるものは、腹をふくらませることを第一の目的とした穀物やイモ類のデンプン質に富んだ食品で、味つけをしないで料理をすることが共通点としてみられます。


それにたいして、副食は肉、魚、野菜などを味つけした料理で、主食を食べるさいの食欲増進剤としての役割りをになっています。


このような前置きをしたうえで、世界の主食的な食品の分布について簡単にのべてみましょう。


まずはムギ類。


現在ではコムギの白パンが欧米での主食的食品の代表となっていますが、近代以前にさかのぼると、ヨーロッパ北部ではオオムギ、ライムギ、オートムギの占める比重がおおきかったのです。


その名残りで、ドイツから北のヨーロッパやロシアではライムギ入りの黒パンが現在でも食べられます。


海外旅行をしたことがあるという方は、きっとご存知でしょう。


ムギ類の主食について


オートムギをひき割りにして粥状にした食べかたが、朝食にでてくるオートミールです。


ヨーロッパのパンは醗酵、焼成のさいに膨張させてふっくらと塊状につくった軽いものであるのにたいして・・・


北アフリカから西アジアにかけてのアラブ文化の地帯では練り粉を厚い円盤状に成形し、ずっしりと重たいものに焼きあげることがふつうです。


みなさんは海外に行くなら、ヨーロッパとアジアと・・・


どちらがお好きでしょう?


さて、西アジアから北インドにかけては、タンドールとよばれるパン焼きガマの側壁に貼りつけて焼いた薄くて、大きな袋状あるいは板状にのばしたナンというパンが分布します。


インドの稲作をしない地域では、コムギや雑穀類の粉を練ったものを醸酵させずに、加熱した鉄板や石板の上でセンベイ状に焼いたチャパティが主食となります。


チベット高原では気候的にコムギの耕作がむずかしく、オオムギが主作物となります。

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