牧畜社会の肉と乳製品
歴史的には、アジア大陸の農耕地帯の北側にひろがる中央アジアの乾燥地帯は、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、フタコブラクダを主要家畜とする遊牧民によって占められていました。
その北の寒冷なシベリアにはトナカイ遊牧民が分布していました。
チベット高原を中心とする地域では農業のほかにヤクを牧畜獣とする牧畜がおこなわれます。
この辺りは、海外ツアーなども組まれているために人気があります。
西アジアの乾燥地帯からアラビア半島の沙漠からサハラ沙漠にかけては、ヒトコブラクダ、ヒツジ、ヤギを牧畜対象とする遊牧民が分布します。
エチオピア、ソマリアから東アフリカ、南アフリカにかけてはウシをおもな牧畜獣とする牧畜民が点々と分布しています。
これらの牧畜を生業とする民族のほかに、インドやヨーロッパのように、農業を主力とする社会のなかに牧畜という生産原理がくりこまれている民族も多いですね。
牧畜とは、食料獲得を中心とする生産の基盤を、有蹄類の群居性の家畜を群れとして管理することに求める生活様式です。